「大人の中にいるこども」のことを、やっていく。

もう1年も前、不思議な人に出会いました。

彼はわたしを散歩に誘い、二人で並んで歩きました。


はじめて会ったのに、わたしがとても繊細であるとズバリ指摘されたり、

生まれたときは大変だったね、などなんだか不思議なことをずっと言われながら(笑)、

(おそらくどこかから情報を引っ張ってきていたのでしょうw)

歩いていたのですが、その人が少し遠くを見ながら言った一言がずっと印象に残っていました。


「あなたは、きっと子供のことをやっていくんだね。」


なんのことだろう?

キッズヨガのことを言われているのかな?

それとも、アトピーとか発達障害とかで苦しんでいる子供達に

ボディートークをすること??


そのときは、ピンと来なかったのですが

その答えが、後日クライアントの女性の言葉でわかりました。



3回券を利用され、2回のセッション後の変化をお話していただいていたとき

彼女はこう言いました。


「わたし、家族のこと(引きこもりのごきょうだいとその母)がずっと悩みでした。

でも、施術を受けてそれが本当に気にならなくなったと同時に、

今のわたしをつくっているものはやっぱり家族なんだと思う出来事が外から今次々にやってきます。

特に、母親に構ってもらいたかったという気持ちは、今の人間関係にも大きく影響しています。

わたしのルーツである、家族のことを考えることが最近とても多いんです。」


そのとき、これまでの彼女の施術は、

彼女の中にいる「子供時代の彼女」を癒すものであったと、

わかったのです。


あの不思議な人が話していたのはもしかしたら、

子供そのものではなくて、傷を抱えながら「大人になった人のなかにいる子供のこと」かもしれない。

わたしは、お母さん達のなかにいる、

「小さかった子供のわたし」をボディートークで癒してあげたいんだ。


ボディートークを受けた人に共通するのは、

過去を癒すことで、今を生きることができるようになること。

そのサポートがしたいんだな、と気づかされました。


この絶妙なタイミングでセッションを受けて下さった女性と

引き合わせて下さったご縁に、感謝でした。